協働のまちづくりとは、まちを構成するあらゆる主体(住民・自治体・団体・企業など)が目的などを共有し、協力・連携しながら課題解決や、活性化に取り組むことです。
港区高輪は、赤穂浪士のお墓がある泉岳寺をはじめ、由緒ある寺社などが数多く点在している歴史のあるまちです。その高輪を住民たちが“まち歩き”をして、今の名所・旧跡を写真に収め、昔の名所・旧跡の写真と比較して高輪の今昔を浮かび上がらそうというのが「高輪今昔物語」というプロジェクトです。
昔の写真は住民の皆さんから提供されたもので、写真には、当時の思い出なども添えてもらっています。
また、今の名所・旧跡の写真には、撮影者の感想などが書いてあり 、まちの“ちょっとした物語”として今昔の写真が楽しめます。
協働のまちづくり「高輪今昔物語」は、観光面や商業面等で活性化を図ることを目的にしたもので、弊社はこの事業でまち歩きコースの選定を役員たちと決めたり、古い写真を提供してくれる方たちの話を聞くワークショップを開いたり、また活動記録の展示会などイベント等、企画・運営のサポートをしています。
葛飾区は、全国的に見ても“協働のまちづくり”が活発な区です。 事例集の取材で約100団体、約100人の住民代表の皆さんにお会いして、話を聞いています。
皆さん“我がまち”に寄せる思いは格別で、「孫の代まで誇れるまちにしたい」とか、「環境美化にもっと取り組みたい」「みんなに楽しんでもらえるよう、イベントで盛り上げたい」など厚く語っています。
事例集は、2015年から、2016、2017、2018、2019、2020年と、6年間担当しています。 取材に応じてくれた団体の皆さん、本になるのを楽しみに待っていただいて、毎回大好評です。
取材・変種・デザインを担当した冊子は、令和2年に6冊目になりました。>>>最新作(葛飾区HP内)